ID : 5207
公開日 : 2007年 11月 3日
タイトル
岡谷市湊の小田井沢川上流崩壊地 被災区民ら広葉樹 植樹
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新聞名
長野日報
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元URL.
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=8822
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元urltop:
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写真:
 
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 昨年7月の豪雨災害で大規模な土石流が発生した岡谷市湊の小田井沢川上流で3日、山腹崩壊地などへの植樹が行われた。被災した地元の花岡区(小口ひろ明区長)が開催し、家族連れの区民を中心に約 200人が参加。コナラやケヤキ、トチノキなどの広葉樹1060本を植え、地区をあげて「災害に強い森林造り」に取り組むことを誓った。
 豪雨災害で崩れた山腹への植樹はこれが初めて。下流に暮らす花岡区民をはじめ、小田井沢川流域で災害復旧事業を行う県や市などの行政関係者も参加した。
 植樹は、地権者の承諾を得て小田井沢川上流の2カ所で行い、治山工事が完了した山腹崩壊地(約0.4ヘクタール)にコナラ700本、トチノキ150本、ケヤキ100本、山桜・ヒノキ各25本を、建設工事が進む砂防えん 堤脇にコナラ60本をそれぞれ植えた。
 小口区長や今井竜五岡谷市長、県諏訪地方事務所の山田隆所長らがあいさつし、山腹崩壊地に記念標柱を建てた。小口区長は「災害を風化させないために力を合わせて森林の再生に取り組もう。子どもたちが大人に なるころには人が憩い、人が集まる森林にしたい。1年も怠ることなく森林造りに全身全霊をかける」と話した。
 山腹崩壊地では、大勢の参加者たちが斜面に展開し、1メートルほどの間隔で穴を掘り、指定された樹種を植えた。土石流で祖父を亡くした花岡紗耶(さや)さん(12)は、父と弟と一緒に10本以上のコナラを植樹。「お じいちゃんのことで、いろんな人に助けてもらいました。森林造りでその恩返しがしたいです。もう災害がないように大きく、太く育ってほしい」と話していた。
 諏訪地事所林務課によると、植樹した苗は成長に合わせて間伐し、20年後には本数を半減させる必要がある。参加者は今後の森林造りのためにドングリを拾い、閉会式では、森林の維持管理に協力し合うことを確認 した。