ID : 5309
公開日 : 2007年 11月 9日
タイトル
廃材粉末で線香も 木材リサイクル活発
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新聞名
神戸新聞
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元URL.
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0000734215.shtml
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元urltop:
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写真:
 
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企業の環境保護への取り組みが注目される中、木材を再利用する兵庫県内の企業が増えている。古い民家の材木の再加工や、建築廃材を使った新素材の開発などさまざまな取り組みが進む。(桜井和雄)
 材木販売会社「ウッディコーセー」(丹波市)は、解体した古民家などから出る大黒柱や梁(はり)など良質の古材を、再加工して住宅用建材として販売する事業を今年十月から始めた。
 民家を解体した後の古材はほとんどが廃棄処分にされてきた。しかし、今では入手が困難な樹齢百年を超すケヤキや松なども多く、自然乾燥した木は伐採から百年後に最も強度が増すという。
 同社の芦田幸央取締役(32)は「価値ある木材を捨てるのはもったいない」として今後、全国の業者とネットワークを結び、古材の確保と顧客の開拓を目指す。
 宮下木材(加東市)は、建築廃材などを粉末化する技術を開発。同市内のコンクリート製品の製造会社と協力し、プラスチックを混ぜた新素材を床材や木工製品向け材料などとして販売する。淡路の線香会社とも連携 し、廃材を使った線香の商品化にもこぎ着けた。
 二〇〇二年には、産業廃棄物を中間処理する資格も取得。廃材の収集から再資源化までを担い、今月、兵庫県が進める、生ごみなど生物資源を有効活用する取り組み「バイオマスeco(エコ)モデル」にも登録された。
 一方、「くがい林業」(姫路市)は二十年以上前から、公園などの遊具や柵などに間伐材を利用。最近は大型ドームの屋根や街灯のカバーなどにも用途を広げる。陸井光祐社長(34)は「アイデア次第で企業も環境保護 に貢献できるはず」としている。