ID : 5322
公開日 : 2007年 11月10日
タイトル
森林1500万ヘクタール増 温暖化対策で東アジア サミット声明案
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/article/world/news/CK2007111102063481.html
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元urltop:
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写真:
 
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シンガポールで今月21日に開かれる第3回東アジアサミットが採択を目指す、地球温暖化に関する特別声明の原案が10日明らかになった。温暖化を招く二酸化炭素を吸収する森林の面積について、2020 年までに参加16カ国合計で少なくとも1500万ヘクタール増やす数値目標を打ち出した。増加面積は日本の国土の約4割に当たる。
 声明案はさらに、各国が京都議定書に続く温暖化対策の新たな枠組み(ポスト京都)の議論に積極的に参加し、自主的な省エネルギー目標と行動計画を09年までに策定することも明記した。
 東アジアサミットが温暖化対策の声明をまとめるのは初めて。中国やインドなど二酸化炭素の大排出国が参加していることから、来年の主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)に向けたポスト京都の国際論議を後押し しそうだ。
 「気候変動とエネルギー・環境に関するシンガポール宣言」と題された声明案は、日本などが掲げる「50年までに温室効果ガスの排出量を半減する」との長期目標について「共通理解を得る」と支持を表明。ガス排出 量が少ないバイオ燃料や原子力エネルギーの活用も進める。
 温暖化対策の大きな柱である森林拡大については(1)計画的な森林管理の推進(2)違法伐採と闘うための法執行と監視の強化(3)森林再生のためのファンド活用-などを通じ、1500万ヘクタール以上の面積を新た に確保する。
 声明案には、参加国のエネルギー利用効率を「30年までに25%改善」との目標も盛り込まれたが、省エネへの取り組みが遅れているインドが強く反発しており、調整が難航している。