ID : 574
公開日 : 2006年 3月18日
タイトル
廃木材から低価格エタノール製造、産総研とジュオンが共同研究
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新聞名
日本経済新聞
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元URL.
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20060314c6b1402314.html
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元urltop:
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写真:
 
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産業技術総合研究所と環境機器ベンチャーのジュオン(広島市、西本徹郎社長)は4月、廃木材などからガソリンの代替燃料であるエタノールを製造する技術の共同研究を始める。ジュオンが排ガス浄化装置 で使用済みの木質チップを利用。生産原価を1リットル40円程度に抑える。木質由来のエタノールで低コストの製造法の開発を目指し、穀物由来のエタノール生産拡大を進める米国勢に対抗する。
 産総研中国センター(広島県呉市)のバイオマス研究センターが中心となって研究に取り組む。エタノールは木材に含まれるセルロースを糖化したグルコースを発酵させて製造する。セルロースを酵素で糖化するため には、浸透しやすいように細かく粉砕する前処理が必要だった。
 共同研究では、ジュオンが山地廃材や間伐材を粉砕し、排ガスの有害物質を吸着する溶液の抽出後に木質チップを提供。産総研は2―3センチの木質チップをさらに粉砕器で20ミクロン(ミクロンは1000分の1ミリ)―1 ミリまで粉砕する。木質チップは使用済みであるため原価が事実上ゼロで、処理コストを最小限に抑えることができる。