ID : 651
公開日 : 2006年 3月29日
タイトル
手作り魚道で生息域拡大を 大津の環境団体が喜撰川で実験
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新聞名
京都新聞
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元URL.
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2006032900045&genre=H1&area=S10
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元urltop:
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写真:
 
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河川工事で魚が遡上(そじょう)できなくなる川が増える中、大津市の環境団体「びわ湖自然環境ネットワーク」が、間伐材を使った手作りの魚道を同市和迩中浜の喜撰川のせきに設け、魚の遡上具合を確める 実験を始めた。
 コンクリート製の従来の魚道に比べ安価で軽く、住民レベルでも設置できるとあって、「成功すれば普及を進め、遡上して産卵する在来魚の生息域の拡大につなげたい」と意気込んでいる。
 設置したのは、上部の開いた1メートル四方の木箱を階段状に並べた魚道で、魚は川の水が流れ込む箱をジャンプしながら1段ずつ上っていく。
 2003年から魚が遡上できる川の復活に取り組む同ネットが、安価でどこにでも設置でき、環境にも配慮した魚道として、独自に考案し、「箱形魚道」と名付けている。
 びわ湖自然環境ネットワークのメンバーら約20人がこのほど、魚が飛び越せない喜撰川のせき(高さ約1・3メートル)に、県の許可を得て、木箱7個分の箱形魚道を設置した。1年間かけて、魚が実際に遡上するかどう かを継続して調査することにしている。
 同ネットの寺川庄蔵代表は「うまくいけば、川で卵を産む在来魚の増加につながる。5、6月には、アユがたくさん上ってくることを期待したい」と話していた。