ID : 750
公開日 : 2006年 4月10日
タイトル
官民学で森林再生 白老で北大など6団体 研究者らが近く作業開始
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新聞名
北海道新聞
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元URL.
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20060411&j=0044&k=200604108827
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元urltop:
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写真:
 
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北大と道立林業試験場、胆振管内白老町の特定非営利活動法人(NPO法人)など六団体が四月中旬から白老町内で、荒廃した森林の再生に取り組む。官民学の三者が協力する、道内初の試み。森の保水能 力などを数値化した上で理想の森づくりを目指して論議を重ね、二年後に報告書をまとめる。
 道内では、かつて炭やまきなどを採取した森林の荒廃が進んでいる。白老は民間レベルで森林保護が盛んなため、再生のモデル地域に選んだ。対象地域は、一部でカラマツが造林されたまま放置され、台風による倒 木被害も著しいウヨロ川流域の町有林、民有林計約六十一平方キロメートル。
 事務局となる北大大学院農学研究科の研究者や学生、NPO法人「ウヨロ環境トラスト」の会員らが今月中旬から同川流域に入り、道が定めた評価基準を基に「保水力」「二酸化炭素の吸収能力」など五項目を採点。その 後、白老町や酪農学園大、早大の環境評価専門家なども加わってワークショップを開き、適切な植林や伐採などによる森の再生法を具体的に検討していく。
 環境問題の研究を支援する「ニッセイ財団」が千二百五十万円を助成する。北大大学院農学研究科助手の庄子康さんは「人の手が入った里山の再生は、道内では本州と比べて進んでいない。白老での取り組みを道内 全体の森づくりに役立てたい」と話している。