ID : 804
公開日 : 2006年 4月17日
タイトル
花粉対策のスギ間伐材、排ガス浄化に活用…都が実験へ
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060418i401.htm?from=main4
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元urltop:
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写真:
 
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自動車の排ガスに含まれる二酸化窒素(NO2)の削減対策として、東京都は今月から、浄化にスギの間伐材を活用した実験に取り組む。
 都内ではディーゼル車規制の結果、発がん性が指摘される浮遊粒子状物質(SPM)は減少したが、ぜんそくの原因になるNO2汚染は改善されていない。都では花粉症対策で伐採されるスギ材の活用と排ガス浄化の“ 一石二鳥”を狙っている。
 奈良・東大寺の正倉院では、スギで作られた「唐櫃(からびつ)」が、中に収納した宝物を1200年以上も守り続けてきた。大阪府環境情報センターの調査では、唐櫃内のNO2などの大気汚染物質の濃度は外気よりも7 7~89%も低く、スギのNO2除去率はヒノキの約3・5倍に上ったという。
 都の実験場所は、首都高速道路の東京港トンネル(品川区)。点検用通路にスギのおがくずをフィルターとして利用する測定機器を取り付け、トンネル内の空気を通して、浄化効果を検証する。浄化能力はスギの産地に よって差があるとのデータもあり、多摩地区の6市町村で伐採されたスギを試すという。
 首都圏の4都県では、3年前にディーゼル車規制がスタートし、2004年度には都内の幹線道路沿いにある排ガス測定局の大半でSPMの環境基準を達成した。しかし、NO2は規制対象外で、34地点のうち18地点で 基準を超えている。