ID : 1244
公開日 : 2006年 6月25日
タイトル
パネル工法「ボアズ」事業本格化 日高機械
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/00/thk/20060626/ftu_____thk_____001.shtml
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元urltop:
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写真:
 
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産業機械製造の日高機械(石川県志賀町)は、国産スギやヒノキの間伐材を使った独自のパネル工法「ボアズ」事業を本格化する。志賀町で整備中の木材加工工場を7月にも稼働させる。この工法では、通常 は柱に用いる太い角材を合わせたパネルで屋根や壁、床を組み立てるため、建物が頑丈な構造になる。耐震性や耐火性に優れ、一般住宅や事務所用として需要を見込む。
 国産材は輸入材に押されて市場低迷が続いている。有効活用して山林の環境保全につなげようと、木材業者の水鍬(三重県熊野市)と共同でボアズ事業を立ち上げた。
 志賀町の工場の面積は約3300平方メートルで、木材加工場や乾燥保管庫、展示場がある。約5億円をかけて、最長14メートル、直径1メートルの木材を成形できる加工機などを順次導入している。
 工場内でパネルにまで仕上げるため、現場の工期は、基本構造だけなら3-4日程度と短期間で終わる。パネル同士は特殊な金具で接合して接着剤は使用せず、シックハウス症候群の原因となる化学物質も発生しな い。
 材質にもこだわり、工場には、新月になると休眠状態になり水や養分を吸い上げない木の特性を利用した“新月伐採木”を大量に保管。腐食しにくく、虫もつきにくいため、建物の寿命が延ばせる。
 さらに、木造建築で国内初の防火認定の取得も目指す。7月中に工場の敷地内に実証用の建物をつくる。早期に取得して、耐火性に優れたメリットもPRしていく。初年度は自社物件などを中心に手掛け、2-3年後の本 格受注を目指す。
 日高明広専務は「加工工場は『ボアズ』に限らず、国産材の活用に関心がある他の事業者の方にも利用してもらいたい。石川県の地場産材の用途拡大につながっていけば」と期待している。