ID : 14583
公開日 : 2010年 1月 3日
タイトル
農業自立こそ地域活性化 農林水産相(民主) 赤松 広隆氏
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新聞名
東京新聞
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元URL.
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2010010302000084.html
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元urltop:
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写真:
  写真が掲載されていました
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 -日本の農業の現状はどうなっているのか。
 「耕作放棄地は全国に三十九万ヘクタールあり、農村は荒れ放題だ。就農者の平均年齢は六十五歳以上。農家の親が息子に『農業だけはやるな』と言うような状況だ。しかし、地方の主な産業は農業、林業しかない。農 業が元気になり、産業として自立できなければ、地域活性化はあり得ない」
 -鳩山政権の農業政策は。
 「『農業と食の再生』を掲げている。お百姓さんの話だけでなくて、国民の皆さんの話。そのためには食料自給率の向上を進める。世界で食料不足が進む中、自国で安心安全な食料を一定程度確保しないと、大変な事 態になる」
 -戸別所得補償制度はどのような効果があるのか。
 「頑張ったら頑張っただけ、サラリーマンをやっているよりも収入が得られるような仕組みだ。自民党政権下の減反のように『米を作るな』という制度ではない」
 -同制度のモデル事業では飼料用米の交付金が八万円で手厚い。
 「余った水田でどんどん飼料用米を作ってくださいということだ。養鶏業者や養豚業者など飼料用米の需要はたくさんあるから供給過剰になることはない。日本は米国から飼料用としてトウモロコシを三千八百億円で千 二百万トン買っている。それを飼料用米に置き換えれば、食料自給率の向上につながる」
 -手間暇かからない飼料米作りが若者の就農チャンスとなるか。
 「法人化、企業化して農業をやれば、新たな雇用の場になる。農業法人ならノウハウがあり、アマチュアが来ても最低限のことができる。そこで専門的な知識を得た上で、独立してお年寄りの耕作放棄地を借りてやるの が理想型だ」
 -飼料用米を食べた豚や鶏をブランド化できるのでは。
 「そうなっていくと思う。飼料用米を食べている豚は肉質がすごくいいし、卵も脂肪分が少なくなる。鶏は長く卵を産むようになるというデータもある」