ID : 1572
公開日 : 2006年 8月29日
タイトル
用途拡大へスギの床材 天龍木材が利用促進向け開発
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/00/thk/20060831/ftu_____thk_____004.shtml
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元urltop:
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写真:
 
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 木材・建材販売などの天龍木材(浜松市)が、スギを使った床材「プレスウッド」を開発した。やわらかくて傷が付きやすいスギの欠点を、圧縮して強度を持たせることで解消。各地の地場産スギに対応でき るのも特徴で、静岡県など地元材の利用拡大に熱心な自治体などに営業を展開し、2年目に約8000万円の売り上げを目指す。
 プレスウッドは、中心の台板の上に厚さ3ミリのスギの圧縮材を張った製品。県内の鋼材プレスメーカーと協力して開発した。約1年かけて圧力のかけ方や時間、節の位置など最適なバランスを研究。約50%に圧縮す ることで、未処理のスギの約7倍でカバ材と同程度の強度を実現した。
 国内では戦後に多く植林されたスギが伐採の適期を迎えているが、傷つきやすいことや生活様式の変化、輸入材増加で、壁材や価格の安い構造材などに用途が限られているのが現状。そこで、国産材の利用促進を図 り、熱帯雨林の樹木保護にもつなげようと企画した。塗装品と無塗装品の2種類があり、価格は塗装品で1平方メートル当たり1万8690-2万790円。
 天龍木材は国の産業活力再生特別措置法に基づく事業再構築中で、新製品の売上高増加も求められている。「自治体などからスギ材を使いたいという要望もあったが、傷つきやすいことで用途開発がそれほど進んで いなかった。潜在的な需要はあり、将来的にはヒノキなどの製品も開発していきたい」としている。