ID : 2915
公開日 : 2007年 3月 1日
タイトル
中日造林賞「刺激になった」 押立山生産森林組合
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/00/sga/20070302/lcl_____sga_____002.shtml
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元urltop:
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写真:
 
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第五十二回中日造林賞で奨励賞を受賞した東近江市池庄町の「押立山生産森林組合」。一日に行われた授賞式で、賞状を受け取った野村新太朗組合長(65)は「刺激になった。もっと管理に力を入れたい」と 表情を引き締めた。
 組合は一九七六年に設立。押立山(標高七七二メートル)のふもとに点在する十八集落、千八十七人で構成している。次第に入山者は減り、今は四人が専業で管理している。
 受賞したのは約一ヘクタール、二千五百本のヒノキ林。樹齢九年、高さ二メートルの若木で、枝打ちや間伐の必要はない。
 問題は三十八度の急斜面。雪が積もると、重みで幹の根元から曲がってしまうため、枝にロープをかけて引っ張り上げる「雪起こし」が欠かせない。一昨年は大雪のため、役員二十人が総出で取りくんだ。
 山は、愛知川と宇曽川の水源でもある。治水力を高めるため、組合はヒノキの間に落葉樹を植樹。腐葉土で受け止められた雨水が、根で地中に保たれる。水は少しずつこされながら、川と琵琶湖に注がれてゆく。野村さ んは言う。「日本は生水が飲める貴重な国。それは山を維持してきたから」。山の守り手は、水の守り手でもある。