ID : 1471
公開日 : 2006年 8月11日
タイトル
木のぬくもり感じて 杉の間伐材で家具や小物
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/00/gif/20060811/lcl_____gif_____009.shtml
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元urltop:
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写真:
 
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杉の間伐材を使った家具や小物などの作品展が、関ケ原町玉のエコミュージアム関ケ原で30日まで開かれている。作品を寄せたのは同町今須の無職吉川義彦さん(71)。「木のぬくもりを伝えたい」と話している。
 吉川さんは地元の山のそばで生まれ育った。子どものころには、友達や家族と一緒に何度も山へ出かけて遊んだ。吉川さんの心を奪ったのは、力強くそびえ立つ木々の雄姿。「立派に成長する姿が、人間と一緒だと思った。見るだけで、気持ちがすっとした」。
 木が大好きになった吉川さんは、民間企業に就職してからも、休みの日には所有林に出かけ、間伐などの世話を続けた。会社を退職した65歳のころ、「自分の好きな木を、何かの形にして残したい」と木工作品の制作をスタート。杉の間伐材を使い、暇を見つけては作業所にこもった。制作した作品の数は、約300にも上る。
 材料の杉は、地元の所有林で育ったもの。雪の降る厳しい気候に耐えてきたぶん、年輪が細かく、色合いも優しいという。ノミや電気のこぎりで木を彫り、乾かしてからニスを塗り、木目の美しさを引き立たせた。
 今回展示したのは、花びんや棚、風力水車の模型など約60点。輪切りの木をそのままくり抜いたものや年輪をバーナーで焼いて木目を際立たせたものなど、自然の質感を生かした力作が並んだ。
 「同じ杉でも、一本一本みんな違う。削り方や焼き方でいろんな表情を見せてくれるから面白い」と吉川さん。アイデアを膨らませながらの作品作りは、当分続きそうだ。