ID : 14742
公開日 : 2010年 1月25日
タイトル
山林の獣害対策5倍の1億円に 県新年度予算案
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新聞名
下野新聞
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元URL.
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20100124/272956
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元urltop:
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写真:
 
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 奥山林でのクマ、シカによる樹皮はぎ被害防止強化へ、県は2010年度予算案で、とちぎの元気な森づくり県民税事業の獣害対策を拡充する方針を固めた。09年度当初比で5倍の約1億円を計上する考え。過去5年間に被害があった間伐対象林約500ヘクタールと今後被害が予想される300ヘクタールの計800ヘクタールについて、本年度を含む3カ年で防止用ネット設置を完了させる。同税の柱の事業である奥山林の間伐は国の補助金を活用し、不足分を補う。
 樹木は樹皮をはがされると立ち枯れてしまい、二酸化炭素吸収などの森林機能も果たせなくなる。県内でも被害は年々拡大している。
 県は09年度当初予算の森づくり県民税事業の中で、森林組合などが行う樹皮はぎ防止用ネットの設置支援に約2千万円を計上。年度途中で357ヘクタール分、約1億5千万円まで増額した。
 県森林整備課によると、森づくり県民税事業の対象となる間伐が必要な山林のうち、防止対策が施されず、過去5年間に獣害を受けた面積は約500ヘクタールに上る。被害は県西部が中心で、毎年約100ヘクタールほど広がっている。
 間伐については国の経済危機対策に盛られた森林整備加速化・林業再生補助金を活用することにした。
 同補助金などの活用による奥山林の間伐対象面積は、本年度を含む3カ年で約4千ヘクタール。10年度は間伐材を山林から運搬する作業路約8千メートル、木材加工流通施設8カ所、木造の公共施設4カ所の整備なども行う方針で、木材流通を後押しする。