ID : 14826
公開日 : 2010年 1月29日
タイトル
「里山って面白いよ」、古老が児童に出前授業/平塚
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新聞名
カナロコ
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元URL.
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1001280022/
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元urltop:
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写真:
 
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森林の恵みについて授業で学んできた平塚市立横内小学校5年生の児童約90人が28日、学習の総まとめとして地元で里山を守る活動を続ける「シローさん」の出前授業を受けた。木炭を燃料にしたり、竹細工で遊んだりするなど森とともに生きてきた古老の話に児童らは興味深そうに聞き入っていた。
 「里山をよみがえらせる会」の代表・小清水四郎さん(78)。同会は2000年から市西部・土屋地区の山林や休耕農地を借り受けて、下草刈りや間伐など里山再生に取り組む。稲作や山菜採り、子ども向けの自然体験教室も開き、昔ながらの里山との付き合い方を伝えている。担任の比企祐紀子教諭が小清水さんに協力を依頼し、実現した。
 小清水さんは「7人の男兄弟の四男だからシローと名付けられた」と自己紹介。当時は10人兄弟も多く、大勢で森林に入り「ガキ大将」から虫の捕り方などを教わって育った山への愛着をエピソードを交えて披露した。「昔から引き継がれた里山を私の代で失うのは寂しいから続けてきた。後の世代にも引き継いでほしい」と語りかけた。
 児童からは「木がなくなるとどうなるの」「土屋の森にいる動物は」など質問が相次いだ。小清水さんは「木は飲み水になる雨水をためてくれるし、温暖化の原因になる二酸化炭素も吸ってくれる。砂漠になったら大変だよ」「タヌキやハクビシンのほか、たまにイノシシやシカも出る。学校のプールでサルが泳いでいたこともある」などと笑顔で答えていた。
 比企教諭も「教科書だけでは伝わらない、里山の魅力や重要性を身近に感じてもらえたのでは」と話していた。