ID : 14897
公開日 : 2010年 2月 4日
タイトル
植林で環境保全 都賀にNPO設立
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新聞名
朝日新聞
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元URL.
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000001002020006
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元urltop:
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写真:
 
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地球温暖化の原因のひとつとされる二酸化炭素(CO2)を、国内外での植林事業を通じて減らそうと、NPO法人「CO2削減で地球を救う会」(岸本健二理事長)が都賀町で発足した。メンバーは約30人。半年前から環境問題をテーマに勉強会を続けてきた。3日夕、同町商工会館で設立記念式がある。 先月31日、鹿沼市中粟野の里山にメンバー9人が集まった。手にはスコップやチェーンソー、草刈り機など。下草刈りや整地の仕方を講師役のメンバーに教わりながら約2時間、植林作業に向けた実技研修を受けた。 都賀町で機械部品の製造販売会社を経営する理事長の岸本さん(63)は「体が動くのはあと10年。世の中のために何かできないか」と一念発起。昨年7月から、世界的な課題となっているCO2削減の勉強会を県内外の友人、知人ら約20人と始めた。 勉強会を10回ほど続けた結果、「CO2削減は、森林で吸収するのが最善策。植林や森林の整備を進める活動に取り組もう」と、NPO法人の設立を決めた。県への申請は1月に認められた。 具体的な活動計画作りはこれからだが、当面、地元で植林に取り組む。岸本さんの部品工場があるバングラデシュで竹を植える計画も進める。 岸本さんによると、バングラデシュでの植林は経費が安いため、日本より広い面積で行うことができ、現地の失業対策や水害などの災害対策にもなるという。 植林など会の活動費は会費や寄付などで賄う予定。将来的には、植えた竹の有効利用や、カーボン・オフセット=キーワード=によって企業などに排出権を購入してもらうことも考えているという。 設立記念式は3日午後6時から都賀町原宿の町商工会館で。NPO法人「日本樹木育成研究会」の吉沢光三理事長の講演などが予定されている。問い合わせは「CO2削減で地球を救う会」事務所(0282・92・0195)へ。(斯波祥)〈キーワード〉 カーボン・オフセット 個人や企業が排出するCO2などの温室効果ガスのうち、自らの削減努力だけでは対応しきれない部分を、削減につながる別の事業を後押しすることで相殺(オフセット)しようという考え。実際には、中間業者を介して、風力発電など自然エネルギーを購入したり、植林活動や省エネ活動に出資したりして、これらで削減されたCO2排出量(排出権)を購入することなどによって「帳消し」にする。