ID : 14987
公開日 : 2010年 2月11日
タイトル
木の直径ピタリ 間伐材の有効利用目指す
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新聞名
朝日新聞
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元URL.
http://mytown.asahi.com/gifu/news.php?k_id=22000001002120002
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元urltop:
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写真:
 
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木を切る前に、高さと根元の直径を設定すれば、その木の全体像がわかる「細り早見カード」を、県森林研究所が作った。木の高い部分の幹がどのくらい太いかは、ベテランの長年の経験に頼るしかなかったが、若手でも、建築業者などが必要とする太さの木材を効率よく選んで伐採できるようになるという。 同研究所によると、森林の間伐が進まない状況を改善しようと開発された。 県内には、全国5位の86万7千ヘクタールの森林があり、県土の82%を占める。その約半分は、人が植樹した人工林だ。太く風雨に強い木に育て、土壌を豊かにするためには、数十年間で数回の間伐が必要だが、人手や費用などが足りずに進んでいない。さらに、間伐してもほとんどが再利用されずに放置されているのが現状だ。 このため、同研究所は、建築材などとして求められている太さの木を選んで伐採すれば、再利用につながり、放置も減ると考えた。 木材は、直径が10、12、14センチなどと、2センチごとに取引されており、ずれは許されない。だが、木は根元から上に向かって細くなり、高い位置の直径は測れず、切った後に不要だとわかることも多い。 そこで、「細り早見カード」を使えば、ニーズの多い木を効率的に切ることができるという。経験の浅い若い技術者でも判断できるため、人手不足の解消にも期待されている。作成した同研究所の大洞智宏さんは「森林組合や伐採業者にとって、売り上げが予測でき、取引がしやすくなる」と話している。