ID : 15082
公開日 : 2010年 2月18日
タイトル
五條市:「バイオマスタウン」実現へ 地域循環型社会を目指す-市長に答申 
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/nara/news/20100219ddlk29010496000c.html
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元urltop:
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写真:
 
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構想書、市長に答申 生ごみや木くずなどの動植物から生まれた再生可能な有機性資源(バイオマス)を活用する「バイオマスタウン」を目指す動きが県内で始まっている。五條市バイオマスタウン構想策定委員会(中谷蔦男会長)が、バイオマスの活用方法などをまとめた構想書を決定し、吉野晴夫市長に答申した。同市は地域資源循環型社会を目指し、構想書の実現に取り組む。【栗栖健】
 バイオマスタウンは、温室効果ガス削減に向けて、国が構想を募集して基準に合ったところを公表し、費用の一部を補助する。今年中に全国300地区を目標に進めており、県内では、五條市のほか葛城市、斑鳩町が取り組んでいる。
 五條市は昨年11月、農林、工業団地、消費者などの代表者で委員会をつくり、協議してきた。答申を出したのは県内で初めてで、同市は国に構想書を提出する。
 構想書では、活用できるバイオマスを(1)家畜排せつ物、家庭・食品工場の生ごみ、浄化槽汚泥など(2)廃食用油(3)間伐材、竹などの木質(4)稲わら、果樹せん定枝など農産物ごみ--に分類。生ごみなどは堆肥化▽廃食用油はディーゼル用燃料化▽木質などは発電・暖房用、バイオエタノールに燃料化--で活用することにした。工程は3年以内の短期、3~7年の中期、7~10年の長期に分け、短期では、堆肥化施設や木質破砕機、ディーゼル用の製油化施設を導入。長期には、発電やバイオエタノール化に取り組むとした。
 利用率を、生ごみ、廃食用油など廃棄物系は現在の74・4%から98・2%に、木質は5・5%から56・2%にするのを目標とする。課題は、山中に放置された間伐材などの運搬。廃食用油なども、どれだけ回収できるかが重要になるため、市民に協力を呼びかける。