ID : 15175
公開日 : 2010年 3月 2日
タイトル
チリ大地震の影響(1)=銅関連銘柄以外に林業、水産、ワインなどへ影響か
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新聞名
モーニングスター
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元URL.
http://www.morningstar.co.jp/portal/RncNewsDetailAction.do?rncNo=225995
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元urltop:
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写真:
 
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 2月27日に発生したチリの大地震は同国が銅産出量世界トップということもあり、銅の供給懸念から住友金属鉱山 <5713> 、三菱マテリアル <5711> 、新日鉱ホールディングス <5016> 、日鉄鉱業 <1515> 、三井金属 <5706> など非鉄関連株に注目が集まっている。ただ、チリにはその他にも多くの企業が進出しており、被害への懸念は強い。
 非鉄関連以外で最も影響を受けそうなのは製紙会社だろう。日本製紙グループ本社 <3893> はチリに合弁で植林地を保有し、合弁会社の事務所が震源地近くのコンセプシオンにある。07年度は木材原料のうち約7割を海外から調達。海外から調達分のうち広葉樹が86%を占めており、そのうちチリからの調達分は8%を占める。同社によると「出向者の無事は確認された。チップの輸送などへの影響については、現在情報収集を行っている」(広報室)という。
 三菱製紙 <3864> は、三菱商と共同出資でチリに植林地を保有しており、植林地からの木材を現地チップ工場でチップにし日本に輸出、日本の工場で紙に加工している。08年度に使用した木材チップのうち67%が輸入で、輸入チップに占めるチリの比率は38%とトップ。こちらも社員とその家族の無事は確認したものの、現地の被害状況については「調査中」(広報・IR室)。 大王製紙 <3880> は連結子会社フォレスタル・アンチレ社が植林を行う。「フォレスタル社および植林地は震源から600キロ離れているため、従業員、植林地、(積出)港への被害はない」(総務部)としており、こちは大きな被害はないようだ。