ID : 15232
公開日 : 2010年 3月 5日
タイトル
ヤナギペレット「優良」 豊頃の木質バイオマス促進会
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新聞名
十勝毎日新聞
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元URL.
http://www.tokachi.co.jp/news/201003/20100304-0004589.php
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元urltop:
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写真:
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品質や燃焼調査で結果報告 【豊頃】河畔林や林地残材などの資源活用を考える「第2回町木質バイオマス利用促進調査研究会」が1日、える夢館で開かれ、今年度の調査結果が報告された。十勝川河畔林のヤナギを原料とした木質ペレット燃料について、品質や燃焼具合が「優良」だったことが報告された。町などは間伐などで出る林地残材についても家畜敷料としての利用を進めたい考えで、今後も研究を続ける。
地域に眠る木質バイオマス資源の利用について意見を交わす関係者林地残材 敷料利用の研究継続 同研究会は2007年策定のバイオマスタウン構想に基づき、昨年3月に町と森林組合、JA、漁協、商工会、廃棄物処理事業者など町内の各機関で設立。河畔林と林地残材を中心に、資源量や利用実現に向けた調査を行っている。
 ヤナギのペレット化は、流路の阻害となり、廃棄にコストが掛かる河畔林を再生しながら地域で利用する試み。町などは一昨年、十勝川河畔400平方メートルを試験伐採し、原料となるおが粉を製造。自然乾燥させ、小型製造機でペレット70キロを造った。
 品質調査は山形県のストーブメーカーで行われ、かさ密度(袋に入れたときの重量)、水分は基準をクリア。着火温度268度と着火時間2分41秒は「他製品より良い」と高評価を得た。灰分は基準内だが、やや量が多めだった。新潟県のメーカーに依頼した燃焼試験でも「優良」の回答を得ており、この日の研究会では「着火しやすい性質は寒い所では大きな有利点」と報告された。
 ペレットストーブ10台分(ペレット20トン)に必要な河畔林は年0.6ヘクタールと推計。町内に約500ヘクタールあるとされる十勝川河畔林の利用については▽10年以上のサイクルでいけば、資源の枯渇なく利用できる▽伐採は連続林を残すなど動物・鳥類への配慮が必要▽再生方法は挿し木や根株萌芽、自然種子について継続調査が必要?と説明された。
 林地残材では間伐、皆伐による各発生量の推計や、現地破砕で運搬コストの軽減を図る必要が報告された。事務局の町産業課は「林地残材は敷料として利用が進んでほしい。河畔林もペレットや敷料として十分利用できる。石油資源は間違いなく枯渇するので、十分に勉強する必要がある。地域の資源を地域で利用していきたい」としている。