ID : 15250
公開日 : 2010年 3月 5日
タイトル
林業のプロ育成へ 県、離職者対象に募集
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新聞名
埼玉新聞
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元URL.
http://www.saitama-np.co.jp/news03/06/07.html
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元urltop:
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写真:
 
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新たな林業のプロをはぐくむため、県は森林内での刈り払いや間伐の実践研修を通じて基本技術の習得を促す「担い手育成」事業を、2010年度から始める。離職者を対象に募集し、技能を身に付けている期間も一定の賃金が支払われる仕組みだ。深刻な不況が続く一方、人手不足が顕著な業界にあって、「働きながら学ぶ」スタイルで地場産業への人材の定着を狙う。
 県森づくり課によると、県内の林業就業者は1960年時点で3274人に上ったが、05年は268人と、45年間で10分の1以下に減っている。一方、県内森林組合への就職は07年の3人に対し、08年に9人、09年には21人に増えた。「大半は高齢化が進んだ組織を補完し、活性化させる」(同課)位置付けだ。
 担い手育成は国の「ふるさと雇用再生基金」を活用した事業。新年度当初予算案には4830万円を計上している。
 対象は16人。原則として年齢は問わない。6月ごろまでにハローワークを通じて研修希望者を募る。
 選考後は秩父広域(秩父市)西川広域(飯能市)こだま(神川町)県中央部(小川町)の4森林組合に割り振り、1人約120日間の実践研修を開始。スギやヒノキの伐採に使われるチェーンソーや作業場を整える刈り払い機の安全教育を経て、資材運搬や林内整理、間伐補助に当たる。
 さらに、伐採した木材の枝を切り一定の長さにそろえる「プロセッサー」、伐採した木材の搬出に使う「スイングヤーダー」といった高性能林業機械の基本研修、森林組合が担う林業の基本的な管理技術も習得する。期間中の賃金は各森林組合から支払われる。
 作業現場や指導者、賃金の額などは各森林組合で決める。西川広域組合は「作業してもらう山の確保などが今後の課題になる」と話している。