ID : 15330
公開日 : 2010年 3月12日
タイトル
関東森林管理局、日立市に無花粉スギ植林 苗木900本
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新聞名
日本経済新聞
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元URL.
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20100311cfb1106211.html
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元urltop:
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写真:
 
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関東森林管理局茨城森林管理署(水戸市)は4月、森林総合研究所林木育種センター(茨城県日立市)が開発した無花粉スギの苗木約900本を日立市内の国有林に植林する。2011年度中にさらに約4000本を植林する。国有林で大規模に無花粉スギを植林するのは全国で初めて。生育状況を観察しながら、今後の品種改良につなげる。
 無花粉スギは「爽春(そうしゅん)」と呼ばれる品種。普通のスギと同じく雄花をつけるものの、内部が正常に発達せず、スギ花粉を飛ばさないという特徴を持つ。
 森林総合研究所は空気中の炭酸ガス濃度を高めるなどして、より多くの苗木を培養する技術を開発したという。苗木の入手が容易になったことを受け、関東森林管理局は植林実験の開始を決めた。
 植林できる大きさの苗木に育てるには約1年6カ月かかる。その間、培養室やビニールハウスで育てる必要があるため、「屋外で育てる通常の苗木に比べて費用は割高」(森林総合研究所)という。実験を進めることで、環境変化に強く、生育の早い低コストで培養できる無花粉スギの開発を目指す方針だ。