ID : 15357
公開日 : 2010年 3月15日
タイトル
保水性高く殺菌効果も/県産ヒノキの樹皮を活用
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新聞名
四国新聞
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元URL.
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/culture/article.aspx?id=20100314000066
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元urltop:
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写真:
 
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土よりも軽くて扱いやすく、病害虫の予防もでき、植物がよく育つ―。香川県琴平町の中村邦彦さん(69)は、県産ヒノキの樹皮を土の代わりに使おうと提案している。
 材料は間伐材や製材したときに出る廃材。樹皮を水に漬けて柔らかくし、細かくたたくだけで出来上がる。用途によって大きさや細かさを調整する。ヒノキには殺菌・防虫効果があり、保水性も高く、管理の手間が省ける。重さは土や砂に比べ約10分の1。重量規制が厳しい屋上庭園などにも利用の可能性が広がる。植木や草花はもちろん、フウランやオモトといった古典植物、盆栽まで、どんな植物にも使える。粉状にして土に混ぜてもいい。「古典植物はミズゴケを使うのが本流だが、もともとは木の上に生える植物で、樹皮と相性がいい。作法にこだわらず、気軽に楽しむのもいいのでは」と中村さん。
 きっかけは4年前。金刀比羅宮遷座の際に廃材となった樹皮を譲り受け、さまざまな植物を植えてみて手応えを感じた。間伐材利用や山林管理につながるとして、県や林業組合も協力。材料の確保から加工までできるようになった。販路拡大を目指して「フラワーフェスティバルかがわ」や「かがわの森アンテナショップ」などでもPRし、効果を実感した園芸愛好家に口コミで広がっている。「地域の新しい仕事として育てていけたら…。情報はオープンにして、後に続く人が現れることも期待しています」と語っている。