ID : 15742
公開日 : 2010年 4月14日
タイトル
温室効果ガス:日田市の「トライ・ウッド」など3者、CO2吸収効果を販売へ /大分
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/oita/news/20100413ddlk44040672000c.html
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元urltop:
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写真:
 
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◇森林づくり協定調印 日田市上津江町の総合林業会社「トライ・ウッド」(井上伸史社長)、熊本県小国町、宮崎県諸塚村は20日、福岡市内で、東京の社団法人「more・Trees(モア・トゥリーズ)」と提携するため「カーボン・オフセット・クレジット活用による森林づくり基本協定」に調印する。地球温暖化の元凶のCO2(二酸化炭素)削減が困難な企業などに対し、間伐などによる森林成長に伴うCO2吸収効果をクレジット化して販売する。還元された資金は森林整備などに使う画期的な試み。【楢原義則】
 第3セクターのトライ社、林業が盛んな小国町と諸塚村はいずれも九州森林ネットワークの会員。販売窓口になるモア社は音楽家の坂本龍一氏が中心になり07年に設立。京都議定書で温室効果ガス6%削減(90年比、うち森林吸収3・8%)が打ち出されたが、4者はカーボン・オフセット(相殺)事業や森林再生などの目的が合致した。
 また、小国町と諸塚村は、低炭素社会を目指す環境省の「オフセット・クレジット(J-VER)制度」(08年創設)の認証を受けており、トライ社も今月中に申請する。
 化石燃料を使わず、環境に優しい「丸太の輪掛け乾燥」方式を開発したトライ社の場合、間伐・森林育成に伴うカーボン・オフセットの対象面積は約100ヘクタール。試算では、京都議定書が対象とする07~12年度のクレジット量は4500トン。現在の相場は1トン当たり約1万円という。渡辺雄一郎企画室長は「環境林と経済林の共生のほか、環境負荷低減は使命」と話す。