ID : 15743
公開日 : 2010年 4月14日
タイトル
国産スギの間伐材で高校生がいす制作、自然に優しい作品に/横浜
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新聞名
カナロコ
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元URL.
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1004130025/
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元urltop:
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写真:
 
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国産スギの間伐材を使って、高校生が制作したいすの展覧会が5月15日まで、横浜市鶴見区の橘学苑1階アトリウムで開かれている。林業の歴史や森の管理の必要性などを学んでから制作した作品は、端材をなるべく出さないように設計するなど、自然環境に優しいいすになっている。
 同高校デザイン美術コースでは2005年度から、2年時に国産スギを使ったいす作りを実施。07年度からは制作前に森を訪ねるなどして、環境問題への関心も高めてきた。今回の展示品を制作した現3年生33人も、2年生だった昨秋に秦野市内の森林を訪れ、丹沢地域の森が県の水を生み出す役割を果たし、そのためには森の手入れが必要であることなどを学んだ。
 木工デザイナーらの指導を受けながら、半年間かけて制作したいすは、背もたれがハート形だったり、自分の背丈と同じサイズにしたりと、個性的な作品ばかり。カントリー調のいすを出品した池田沙也加さん(17)は「節のない板にするには、こまめに枝を払う必要があるなど、木は人が手入れしなければならないことが分かった」と話していた。
 これまでは愛川町や松田町のスギの間伐材を使ってきたが、県内での合板加工が難しいことなどから、今回は埼玉県から材料を調達した。指導に当たった平町公教諭は「年々県内の林業の衰退を実感している。いすを通じて自然環境を考えるきっかけになれば」と来場を呼び掛けている。
 入場無料。午前9時~午後6時(土曜は正午まで)。日曜休み。問い合わせは同校電話045(581)0063。