ID : 15808
公開日 : 2010年 4月16日
タイトル
尾鷲ヒノキを湯船に 間伐材活用入浴木好評
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/mie/news/20100417-OYT8T00075.htm
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元urltop:
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写真:
  写真が掲載されていました
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尾鷲ヒノキを加工して「入浴木」として浴槽に浮かべるという、尾鷲市で考案された独自の利用法が注目されている。お風呂でヒノキ風呂の雰囲気を楽しめるだけでなく、間伐材の有効利用による需要が増えれば、山林保全にもつながると期待され、引き合いの声が全国に広がりを見せている。(田口詠子)
 入浴木は2008年、同市の温浴施設「夢古道の湯」が始めたサービス。市内の山林で伐採された20~25年生の間伐材を厚さ3~20センチほどに切りそろえ、直接肌に触れても痛くないよう表面を滑らかに削り、浴槽に浮かべた。入浴木から発するヒノキの香りが浴室いっぱいに広がり、「気持ちがリラックスできる」と、利用客に好評だ。
 間伐材は世界遺産の熊野古道周辺で伐採されるため、同施設では入浴木に、「世界遺産 熊野古道の森からのおくりもの」と焼き印を押して販売したところ、土産物としても定着。全国各地の温泉や銭湯など80施設にも販売し、各施設が浴槽に浮かべて「世界遺産風呂」としてサービスするなど、利用の輪が広がっている。
 「夢古道の湯」はこれまでに約2万個を販売し、さらに1万個余りの予約が入る人気ぶり。伊東将志店長は「林業の衰退で間伐材は山に放置され、さらに山林が荒れている。森林保全と尾鷲ヒノキの知名度アップにつながれば」と期待している。
 同施設では18日まで「世界遺産対決」として、尾鷲ヒノキと、同じく世界遺産である日光東照宮(栃木県)の杉並木の間伐材を浴槽に浮かべるサービスをしている。
 また、大型連休明けの5月6日から第2日曜の母の日に合わせ、入浴木に母への感謝メッセージを書き込んで浴槽に浮かべる「ありがとう風呂」を、全国40施設と同時展開するという。