ID : 1881
公開日 : 2006年 10月20日
タイトル
気仙スギに輝く「天皇杯」 気仙木材加工連が栄誉
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新聞名
東海新報
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元URL.
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/index_main.cgi?mode=kiji_zoom&cd=nws1939
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元urltop:
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写真:
 
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気仙材を安定出荷している陸前高田市の気仙木材加工協同組合連合会(佐々木英一理事長)が、十八年度農林水産祭(農水省など主催)の林産部門で最高賞となる「天皇杯」を受賞した。気仙スギの特徴を生かした製材と乾燥材の生産、品質管理の徹底など、ブランド化に向けて地域一体となった取り組みが高い評価を受けた。表彰式は、十一月二十三日に明治神宮会館(東京)で行われる。 天皇杯は、数多い農林水産関係の表彰制度の中で最高位に位置づけられるもの。十七日に開かれた農林水産祭中央審査委員会(八木宏典会長)で、約三百ある今年度の農林水産祭参加行事で農水大臣賞を受賞した五百四十点の中から、農産、園芸、林産、水産など七部門で天皇杯が決まった。 林産部門では、本県で十二年ぶりの天皇杯に輝いた気仙木材加工連合会(木加連)は、昭和六十二年に地域の重要な資源となる気仙スギの間伐材、並材の加工に主眼を置いた製材工場として設立。現在、地域内の二森林組合、素材生産業協同組合、製材業協同組合の四団体で構成されている。 創業以来、素材生産から加工、流通に至る一貫体制のもとで製品の品質管理を徹底。市場ニーズに即応した製材品の生産に取り組み、首都圏など大消費地に出荷パイプを確立するなど、地域林業と木材産業の活性化に先導的な役割を果たしてきた。 とくに素材の持つ木肌の美しい色合い、香り、ツヤなどの特徴を生かす製材技術を開発し、気仙スギのブランド化に貢献。木材乾燥機や、工場から排出される端材などを燃料とする木屑炊きボイラーを導入するなど、良質な乾燥材と環境に配慮した生産システムの実現に力を入れている。 平成元年には、他に先がけて針葉樹構造用材のJAS認定も受けており、今春の第三十三回JAS製材品普及推進展示会で農林水産大臣賞を受賞。高度な乾燥処理を行った構造材と、その仕分け方法が高く評価された。 また、創業以来、健全経営を維持。昨年度は約二万二千五百立方メートルを出荷し、約十億円を売り上げた。協同組合方式の成功例として全国から注目されている。 佐々木理事長は「名誉ある賞を頂き大変ありがたい。専務はじめ従業員の頑張りと素材業者、市場関係者に感謝する。今後も事業拡大し、市場ニーズに対応できるような良質な商品を安定供給したい」と話している。