ID : 2058
公開日 : 2006年 11月13日
タイトル
森林の衛星写真が地球温暖化対策に貢献
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新聞名
ITmedia
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元URL.
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0611/13/news014.html
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元urltop:
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写真:
 
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宇宙から撮影した写真で開発途上国の森林伐採の状況を把握して、奨励金との併用で森林保護と地球温暖化対策に利用できるかもしれないと、専門家が指摘している。
 パプアニューギニアやボリビアなどの途上国は、11月6日から17日にかけてナイロビで開催の国連気候変動会議で、森林伐採食い止めに貢献した農業従事者に報いる手段を見出したい意向だ。森林伐採は、化石燃料の燃焼に次いで大きい温室効果ガスの原因になっている。
 森林規模測定の経年変化基準を確立し、これに照らして破壊的な伐採食い止めへの貢献者に補助を支給することは大きな課題となっているが、専門家によると、この障壁の克服に衛星写真の記録が役立つかもしれない。
 「1990年代初頭以来、森林地域の変化は宇宙から確信を持って測定できるようになった」。国連後援のプロジェクトである全球陸域観測システムのフレデリック・エイチャード氏はこう話す。航空写真は地上での観測を裏付けることが可能だ。
 しかし、アマゾンのような熱帯雨林では雲で視界が妨げられることが多いといった衛星記録の問題や、森が完全に伐採されたのではなく間伐されている場合の判断といった問題もあると、専門家は指摘する。
 「雲のない良好なデータを取るのはかなり困難だ」と、衛星データ分析を提供する独GAFのトマス・ホースラー氏。
 欧州航空局のオリビア・アリノ氏は「まだ完全な衛星はない」と言う。2012年以降の新世代の衛星では、カバー範囲が向上しそうだ。