ID : 2177
公開日 : 2006年 11月29日
タイトル
】県産木材供給拠点整備の最優秀案が決定
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新聞名
建通新聞
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元URL.
http://www.kentsu.co.jp/kanagawa/news/p02148.html
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元urltop:
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写真:
 
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県産木材供給拠点整備の最優秀案が決定(11/28)
■  県産木材の加工・流通を促すための「県産木材供給拠点」の整備で、3グループからの企画提案書を審査していた県産木材供給拠点検討委員会は、神谷コーポレーション(横浜市神奈川区)を代表とするグループの提案を最優秀案に決定した。同グループの提案は、森林所有者からユーザーまでが効果的に連携した「林業循環システム」を実現するため、市場での需要に応じた製材品を効率よく供給する生産機能を整備し、新たな都市型林業経営の確立を目標に置く。県の元総合グラウンド半原荘跡地(愛川町半原2891、約3万平方㍍)を供給拠点とし、原木集荷・選別施設や無人自動製材施設、木材乾燥機、木くず焚きボイラー設備などを整備する計画。同委員会では、同提案を最優秀に位置付ける一方、一部提案内容の精査や見直しも求めており、県は今後策定する基本計画の中で、これらの意見も反映させる考え。2007年度以降に同グループが施設整備を実施する予定。 同グループは、神谷コーポレーションを代表に▽ホームマテック▽テンサン▽けせんホーム▽堅洋▽コントランス▽佐藤林業―で構成。。 需要に応じた住宅部材として在来パネルや2×4パネル、羽柄材、トラス材生産に必要な集成材加工や人工乾燥、プレカットなどの高次加工施設を集約して消費地に直送することで大幅にコストを下げ、県産材の利用の拡大を目指す。 年間3万立方㍍生産される県産原木のうち、県内既存製材事業者の利用分と、同拠点で取り扱えない虫害材を除いた原木を活用する。 県の所有する元総合グラウンド半原荘跡地に供給拠点施設を配置。▽原木集荷・選別施設▽無人自動製材施設一式▽2×4用パネル加工施設▽在来工法用パネル加工施設▽木材乾燥機▽木屑焚きボイラー設備―などを整備する。敷地内のアスファルト舗装や緑化なども実施。また、県自然環境保全センター秦野貯木場(秦野市堀山下883ノ2、約4000平方㍍)をストックヤードとして活用する。 一方、県に求める支援策として、①半原荘跡地の建物を県の一部もしくは全額負担による撤去②事業が軌道にのるまでの間の土地利用料の全額免除③県内で住宅建築を行う一定規模以上の事業者に対する一定割合以上の県産材利用奨励する新たな仕組みの構築④県内の公共施設や公営住宅への一定量以上の県産材利用義務付け―などを挙げた。 今回の提案には、同グループのほか、太田材木店(南足柄市)を代表とするグループとキーテック(東京都江東区)を代表とするグループの3者が参加。県の方針を踏まえた具体的な県産木材の活用方法を提案した同グループが最優秀に選ばれた。 県では、大規模な施設整備や運営となるため、この提案を基に国の補助事業の採択に向けた基本計画の策定を今後進める。 同事業では、流通価格が低下し、流通量が減少している県産木材の利用を促すとともに、間伐などの実施による適切な森林管理を行うことを目的に、生産から加工、消費までの「森林資源の循環」の仕組みづくりとして、民間事業者が主体となって取り組む木材供給拠点を整備。県がこれを支援・調整する。