ID : 2224
公開日 : 2006年 12月 6日
タイトル
住田町議会12月定例会 滝観洞の施設改修に意欲
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新聞名
東海新報
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元URL.
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/index_main.cgi?mode=kiji_zoom&cd=nws2081
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元urltop:
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写真:
 
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住田町議会の十二月定例会は、五日午前十時に開会した。会期を十一日(月)までの七日間と決めた後、通告に従って四議員が一般質問を行った。この中で、国内の洞内滝では落差が日本一を誇る滝観洞(上有住)周辺の観光施策について、多田欣一町長は「来春の国道283号仙人峠道路開通を控え、関係施設の改修支援を新総合発展計画に盛り込みながら観光振興を図っていきたい」との考えを示した。 観光政策に関する問題を取り上げたのは、水野英哉議員(無)村上薫議員(無)泉田是重議員(無)。「今後の町づくりにどのように生かしていくのか」などと質した。 町長は、平成十九年度を初年度とする新しい総合発展計画の策定を進めていることを説明したうえで、来春の仙人峠道路開通に観光客増加の期待を寄せながら滝観洞関係施設の改修を支援していくことを明らかにした。 また、上有住の大洞地区から同道路へ乗り入れできるかどうかの可能性について、「大洞地区からは緊急避難用の道路が整備される予定で、一般車の乗り入れも構造上は可能と思う。そこで、高速道路のサービスエリアから一般道に乗り入れできる『スマートインターチェンジ』を整備してもらえるよう、国などへ働きかけているところ」と説明。 さらに、「このインターチェンジを設置してもらえれば、滝観洞周辺にも大型バスの乗り入れができるようになる」とし、「積極的な要望活動を展開していきたい」と意欲をみせた。 林崎幸正議員(無)は林業振興策について質問。年数の経った大径木の消費活用策について質した。 町長は町内の森林もこれまでの間伐期から主伐期を迎えていることを強調しながら、「今後ますます大径木の活用策が求められると思うが、消費者ニーズの少なさが全国的な課題となっている」と指摘。「柱や桁(けた)など、需要はごく一部で、全体量を吸収する状況にはない」と説明した。 さらに、「住宅業界の資材の多くは、高断熱、高気密が求められ、くるいが生じにくい工業製品が中心。今後は大径木であっても集成材に加工することも視野に入れ、システムの効率化などを検討していきたい」と述べた。 このほか、水野議員、林崎議員、泉田議員は教育問題を取り上げ、町内の学校施設の統廃合問題などについて質問した。 菅野憲教育長は、将来的な児童や生徒数を推計し、町内三小学校のうち下有住と上有住を統合して(世田米との)二校とし、中学校は現在の二校を一校(併設型の中高一貫教育校)にしようとする統合計画案について、「先の町民懇談会で説明したが、反対の意見はなかった」と説明。「下有住と上有住の小学校統合については、平成十九年度中に方向を見出していきたい」と答弁した。 全国的な問題となっている高校の未履修問題について、教育長は「県内では県立と私立を合わせた三十七校で未履修の問題が発生し、県立住田高校でも『情報A』の科目が三十五時間の履修不足があったが、この不足分は時間割を調整して対応していると聞いている」と述べた。 このほか、同日は県医療労働組合連合会(佐々木茂喜執行委員長)提出の「安全・安心の医療と看護の実現のため医師・看護師等の増員を求める請願」、県社会保障推進協議会(高橋八郎会長)提出の「療養病床の廃止・削減と患者負担増の中止を求める請願」、県保険医協会(箱石勝見会長)提出の「後期高齢者の命と健康を守るために後期高齢者医療制度の充実を求める要望」を、いずれも総務教民常任委員会(水野養一委員長、委員七人)に付託した。 今定例会日程次の通り。 ▽六日=本会議(一般質問)常任委員会(請願審査など)▽七~十日=休会▽十一日=本会議(議案審議、請願審査報告、閉会)  ◇ 同町議会は、今議会の一般質問から再質問以降を一問一答式とした。議員の質問と町当局の答弁を合わせた各議員の「持ち時間」を一時間と限定して実施。初体験した議員は「ひとつの問題や課題について、集中して当局の考えを質すことができる」と導入の効果を感じていた。 2006年12月06日付 1面