ID : 2333
公開日 : 2006年 12月22日
タイトル
枝葉少ない木に集中 04年台風倒木被害
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新聞名
神戸新聞
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元URL.
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/kz/0000198361.shtml
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元urltop:
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写真:
 
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兵庫県森林林業技術センター(宍粟市)と京都大学大学院農学研究科は、二〇〇四年に発生した台風23号などによる倒木被害の状況をまとめた。それによると、間伐不足による枝枯れなどで枝や葉が少ない木ほど倒れやすいという傾向が浮き彫りになった。倒れた木の十本のうち七本は枝葉が四割以下しかなかったことが判明。同センターは「枝葉が少ないほど根が弱く、重心が高いために風に弱いことがはっきりした」としている。
 台風23号などで倒れたり、折れたりしたスギ・ヒノキ林の面積は三千二百ヘクタール。センターと京大は復旧事業を検証するために、計百三十八カ所で調査・分析した。
 最もよく倒れたのは、枝葉が二-四割しか残っていない木で、倒木本数の63%を占めた。それ以下(9%)を合わせると、72%となった。一方、枝葉が四-六割だと倒木は17%、それ以上ではほとんど倒れていなかった。
 このほか、山の傾斜では、斜度が二五度を超す地点で被害が多発し、全体の75%を占めていた。
 センターなどは今回の調査結果をさらに検証し、今後の台風被害対応の指針として来年三月までに取りまとめる。(