ID : 2390
公開日 : 2007年 1月 4日
タイトル
イワクラ、木質ペレット生産へ 国内最大規模 年間5千トン計画
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新聞名
北海道新聞
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元URL.
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20070105&j=0024&k=200701046875
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元urltop:
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写真:
 
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木材木製品製造のイワクラ(苫小牧、後藤英夫社長)は一月下旬から、ストーブなどの燃料になり、新しいバイオマスエネルギーとして注目を集める木質ペレットの製造販売に参入する。山林に放置されてきた間伐材や枝などの「林地残材」を有効活用し、国内最大規模となる年間約五千トンの生産を計画している。
 生産するのは、樹皮と丸太の両方を使う「全木ペレット」。昨年十二月中に約三千万円を投じて一時間に一トンを生産できる成型機を導入した。二十四時間態勢で生産し、一キロ四十五円で販売する予定。ペレット製造に必要な粉砕機や乾燥機は、同社既存の製造ラインを活用するため、二億円を見込んでいた初期投資額を約六千万円に抑制できた。材料は大型機械を使い、道内の山林から自社で集める。
 ペレットの主な用途は家庭用ストーブやオフィス用ボイラーの燃料だが、将来的には年間約二万五千トンまで生産を拡大し、熱公社や製紙工場などのボイラー熱源としての普及を目指す。
 同社がペレット事業に参入するのは、道内の山林で間伐され放置されている木材を「エネルギー資源として有効活用できないか」と考えたため。製材後に残る木くずを有効利用できる点にも着目した。
 ペレットは地球温暖化につながる二酸化炭素の排出抑制につながるとされ、クリーンエネルギーとしても注目を集めている。ペレットへのエネルギー転換が進んでいる北欧では年間百万トン程度が消費されているが、日本国内の生産量は道内の約千六百トンを含む一万トン前後にとどまっている。後藤社長は「間伐材を有効利用してコストを下げ、需要を盛り上げたい」と話している。
 木質ペレットに詳しい岐阜県立森林文化アカデミーの熊崎実学長は「北海道は暖房用熱源としての普及も見込め、国内では最も普及しやすいのでは」と話している。