ID : 2456
公開日 : 2007年 1月12日
タイトル
太郎ブナ延命へ支柱設置
.
新聞名
下野新聞
.
元URL.
http://www.shimotsuke.co.jp/hensyu/news/php/s_news.php?f=k&d=20070113&n=7
.
元urltop:
.
写真:
 
.
本県と茨城県境の山、花瓶(はなかめ)山の尾根にある巨大ブナ(通称太郎ブナ)を救うため、塩那森林管理署(洞下健一署長)と旧黒羽町の登山愛好者のグループ黒羽山の会(木村俊子会長)は十一日、太郎ブナに支柱を取り付ける作業を行った。 太郎ブナは、高さ十六メートル、幹回り六メートルで樹齢は五百年と推定されている。黒羽山の会が見つけたが、枯死の危険が迫っている。
 昨年八月、ブナを救うためのシンポジウムを開催した際、樹木医など専門家から太郎ブナはかなり朽ちており、治療延命は困難と判断された。その中で、元気な枝二本に支柱を設置し、少しでも長生きできる環境を整えることが必要と提言があった。
 この日は同森林管理署員十人と山の会のメンバー六人で作業を実施。午前十時半から二時間余りかけ、ブナの近くのヒノキをチェーンソーで間伐し、二本の枝にそれぞれ二カ所、幹に一本の支柱を設置した。
 山の会の藤田謙三名誉会長は「雪の季節を前に支柱を設置できて安心。これで少しでも長生きできたらうれしい」と話していた。
 また、同森林管理署は太郎ブナの枝から新しい子孫を育てるため、来月、太郎ブナからDNAを抽出し、森林総合研究所(茨城県つくば市)でクローン苗をつくることにしている。