ID : 2513
公開日 : 2007年 1月19日
タイトル
コートジボワール:先住民と移民の深まる溝
.
新聞名
JanJan
.
元URL.
http://www.janjan.jp/world/0701/0701188337/1.php
.
元urltop:
.
写真:
 
.
コートジボワールでは、カカオ生産の発展に伴い同国北部や周辺国から多くの移民が、耕作地を求めて南部へと流入している。南部Klotouに住むマーク・カッレは「移民たちは環境保護など考えもせずに、我々の森林に踏み込み農地を拡大し続けている。この状況があと数年も続けば、我々の土地は移民に全て奪われてしまうだろう」と不満を漏らす。
 同国ではこのような移民に対する反感から、『排他主義的運動』が盛んになった。1999年、南西部地域Tabou(タブー)近隣農村で村人と移民との間で衝突が起こり、約50人が死亡した。そして、最近ではこの地域で再び緊張が高まっている。
 さらに、西部の町Duekoue(ドゥエクエ)でも昔から住んでいる住民と移民との間で土地をめぐる対立が激しさを増し、すでに数十名の死傷者が出ている。
 ブルキナ・ファソ(西アフリカに位置し、ニジェール、マリ、コートジボワール、ガーナ、トーゴ、ベナンの6カ国に囲まれた内陸国:IPSJ)から移住したイッソウ・サワドゴは「旱魃に見舞われた我々の村には開拓するための土地がない。コートジボワールの人々は、(肥沃な土地と豊富な雨を求めて南部へ来た)我々移民のことを理解して欲しい」と語る。
 政府の統計によれば、コートジボワール南西部で暮らす移民の数は20万人を超え、そのほとんどはココア栽培をはじめとする農業に従事している。また環境相によれば、西アフリカの森林地帯は1988年から2005年の間で1,000万ヘクタールから300万ヘクタールに激減した。
 首都ヤムスクロに拠点を置くNGO団体AMIFORのクラ・クアディオ代表は「移民問題や森林破壊に対して何らかの対策を講じなければ、コートジボワールの砂漠化の速度は益々加速していくだろう」と懸念を表す。
 土地・移民・紛争など多くの問題を抱えるコートジボワールの厳しい現状を報告する。(