ID : 2702
公開日 : 2007年 2月 8日
タイトル
高性能林業機械の導入進む 間伐材の搬出増へ加速
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新聞名
信濃毎日新聞
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元URL.
http://www.shinmai.co.jp/news/20070208/KT070207BSI090001000022.htm
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元urltop:
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写真:
 
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間伐を請け負う県内の森林組合や林業事業者の間で、作業現場で伐採木の搬出や丸太の造材に使う「高性能林業機械」の導入が進んでいる。作業効率を上げ、切り倒した間伐材の搬出割合を高めて販売に結び付ける狙いだ。現在、伐採木の約8割は搬出しても採算が合わず林内に放置されているが、販売できる木材が増えれば間伐の促進につながる。外材価格の高騰など、県産材の販売に追い風が吹き始めていることも、機械化を促しているようだ。
 県林務部のまとめによると、県内の高性能林業機械の台数は2003年度から増加が目立ち、05年度が計108台。前年度比25・6%増で、伸び率は1997年以降で最も高かった。特に、スイングヤーダ(移動式集材機)の導入が増えている。
 研修会開催などで普及を目指す県林業振興課は「効率性などの利点が業者に浸透した上、県産材への関心の高まり、外材の高騰で、収入になる間伐の環境が徐々に整い始めたことが反映している」と分析。15年度に180台にする目標を立てており、同課は「まだ伸びる」とみる。
 ただ、高性能林業機械は1台1000万-3000万円と高額。40-45%が国からの補助金で賄えるが、導入にはまとまった費用がかかる。このため、県林業労働財団(長野市)は05年度にレンタル事業を拡充。計1億9800万円をかけて12台を配備し、貸し出し台数を14台から26台に増やした。
 雪の多い時期を除き、レンタル用機械は絶え間なく使われており、同財団は「ここ数年で利用希望が増えた。レンタルで機械の操作に慣れた上で、独自に導入を決める事業者も多い」(業務課)とする。
 長野森林組合(同市)は02年にスイングヤーダを初めて導入、05年には2台目を追加した。プロセッサ(造材機)もリースとレンタルで2台を間伐作業に取り入れている。同組合業務課は「木材を搬出して採算がとれる森林の範囲は着実に広がっている。外材が入りにくくなっている現状もあり、今後も搬出に力を入れたい」としている。