ID : 2783
公開日 : 2007年 2月17日
タイトル
ツシマヤマネコ保護へ一丸 森づくり推進委が発足 長崎・対馬市
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新聞名
西日本新聞
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元URL.
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/20070217/20070217_003.shtml
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元urltop:
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写真:
 
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絶滅の恐れがある国の天然記念物ツシマヤマネコを市民、企業、行政が協力して保護する「舟志(しゅうし)の森づくり推進委員会」の発足式が16日、長崎県対馬市上対馬町の舟志地区であった。住友大阪セメント(東京)から同地区の森林16ヘクタールを無償で借り、広葉樹の苗を植えるなどして生息環境を整備する。
 推進委は同社、舟志地区、対馬市、市民団体「ツシマヤマネコ応援団」の4者で構成。生態系に応じて、14区画に分けて森林を管理。人工林の間伐を進める一方、クリやシイ、カシなど広葉樹の苗を植えながら、野生生物がすみやすい森づくりを目指す。
 4者は発足式で協定書に調印し、森林の提供や資金面の支援、森林管理など、それぞれの役割を確認した。3月25日に現地で広葉樹の植樹祭を開く予定。
 森林は、同社がセメント副原料の粘土を採掘するために保有していた。近年は遊休地になっていたことから、「ツシマヤマネコ応援団」が昨年4月に提供を申し入れていた。
 2004年から森に植える広葉樹の苗作りをしている同応援団の野田一男代表は「これまで取り組んできたことが実を結んだ。これを機に、野生生物がすみやすい森づくりの活動の輪を広げていきたい」と話した。
 ツシマヤマネコは対馬だけに生息し、環境省のレッドデータブックで絶滅危惧(きぐ)種に指定されている。推定生息数は80‐110匹(2005年調査)。