ID : 3054
公開日 : 2007年 3月15日
タイトル
製材最大手が進出計画 日向市の細島工業団地にスギ加工場 地元業者「原木奪い合い」懸念
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新聞名
西日本新聞
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元URL.
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/miyazaki/20070315/20070315_001.shtml
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元urltop:
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写真:
 
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国内最大手の製材会社「中国木材」(本社・広島県呉市)が、日向市日知屋の細島四区工業団地にスギ加工場を整備する計画を立てていることが分かった。同社は将来、年間30万立方メートルのスギ材加工と220人の雇用を見込んでいるが、地元の製材業者らは「同社の集荷計画は耳川流域で産出されるスギの総量に匹敵し、原木の奪い合いになる」として、進出反対を訴える陳情書を同市に出すなど反発を強めている。
 中国木材によると、進出計画は3段階に分かれており、第1期では、年内に製材所を整備し、集成材に使用する板材に加工して出荷。第2期で木材の乾燥施設を設置。30万立方メートルの集材が可能になる第3期で集成材工場を建設する。
 用地は旭化成所有の約30ヘクタールで、交渉を進めている。総投資額は約70億円を見込んでおり、第1期の雇用は30‐40人だが、集成材工場が整備されれば、220人程度になるという。
 同社は、曲がり材(B材)や間伐材などを扱う計画で、スギ材は県内だけでなく南九州から集めるとしているが、同市内の製材業者らは「原木の奪い合いになる」と反発。日向木材協会(竹内俊一郎会長)など10団体・企業は13日、「体力の弱い地元企業は倒産、廃業に追い込まれる」「未植林地が拡大している中での出材量の増加は、治山治水に重大な影響を及ぼす」として、同市と市議会にそれぞれ「進出反対」の陳情書と請願書を提出した。
 こうした地元の反対に対し、中国木材は「地元の企業、業者との共存共栄が基本であり、現地の状況を詳しく調査した上で具体的な事業計画を立て、理解を求めていきたい」としている。