ID : 3057
公開日 : 2007年 3月15日
タイトル
地球温暖化でアラスカの池や沼が消失!
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新聞名
スポーツ報知
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元URL.
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20070315-OHT1T00113.htm
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元urltop:
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写真:
 
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1950年代以降、米アラスカ州の池や沼の面積が大幅に縮小、中には消失したものもあることが、アラスカ大の研究グループによる人工衛星画像の分析などで15日までに明らかになった。
 温暖化の影響を最も受けやすい北極圏やその周辺で、水の循環などに温暖化の影響が表れ始めていることを示すデータ。この結果、有機物の分解が盛んになって二酸化炭素の放出量が増加、これが温暖化を促進するという悪循環を招く可能性もあるという。
 調査対象地域では50年代以降、降水量に大きな変化はないが平均気温が上昇しており、グループは「温暖化で凍土が溶解して池や沼の水が流出したり、水分の蒸発量が増えたりしたことが原因ではないか」と指摘。
 「水鳥などの生物への悪影響のほか、池や沼付近の湿地の植物の状況が変化し、周辺に暮らす先住民の生活や水資源などにも影響を与える恐れがある」と警告した。
 研究グループは、アラスカ州内陸部などの森林地帯にある8地域、1万個以上の沼や池について、50年代から2002年までに撮影された航空写真や衛星画像を分析。8地域すべての池や沼の面積がこの期間に、4―31%減っていることを突き止めた。
 池や沼の数も、全地域で5―54%少なくなっていたが、水位の低下でひとつの池が複数に分かれたものもあり、実際に消滅した数はもっと多い可能性があるという。
 極地に近い地域は地球温暖化の影響をより強く受けることが知られており、アラスカ各地では凍土溶解のほか、森林火災の増加やキクイムシの異常発生など、温暖化が原因とみられる問題が多数起きている。(