ID : 3155
公開日 : 2007年 3月17日
タイトル
里山整備で遺跡保護 琵琶湖森林づくり県民税
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新聞名
京都新聞
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元URL.
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007031700032&genre=M2&area=S00
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元urltop:
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写真:
 
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本年度に導入した「琵琶湖森林づくり県民税」を財源に、森づくり活動を公募していた滋賀県は16日、初めての事業として、里山整備をして遺跡を保護する「里山・遺跡の木愛(コラボ)」を選んだ、と発表した。北之庄城跡(近江八幡市)など5カ所の城跡で間伐などを行う。提案したのは県文化財保護課の職員で、文化財保護行政から漏れた遺跡の保護を、森づくりの観点で行う形になった。
 「里山・遺跡の木愛」事業は、新年度に1000万円かけて実施する。北之庄城跡のほか、西山城跡(高島市)などで、間伐や下刈りを行う。
 県内には、史跡指定されていない遺跡が4000カ所以上ある。指定がないため優先順位が低く、保護の予算化が難しいのに加え、数が多く管理が難しい状態が続いている。その多くが雑木林に覆われ、人が入ることもできないという。
 森林管理は県林務緑政課の担当のため、文化財保護課では事業化できなかった。このため、同課の大沼芳幸主幹(52)が「教委では無理でも、林務なら事業にできるかもしれないと思った」と、森づくり活動として応募した。
 公募にはほかに、間伐材で作った遊具やベンチを公園に置くことや、森林学習の情報誌を発刊するなど、54件の提案が寄せられた。林務緑政課は、「荒廃した遺跡の再生ができ、放置された山に人が入るきっかけになる。公募に県職員が応じたものだが、よいものだったので採用した」と話している。