ID : 3158
公開日 : 2007年 3月17日
タイトル
チャド:森の消滅潤オ象が消え、ネズミが残る
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新聞名
JanJan
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元URL.
http://www.janjan.jp/world/0703/0703171821/1.php
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元urltop:
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写真:
 
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30年前にはチャドの首都ウンジャメナの南には20キロの範囲で緑豊かな森が広がり、ゾウの群れやアンテロープ、ガゼル、野ウサギがハイウェイにまで出てきていた。しかしその森が消滅し、今や残っているのは、刺のある樹木類といくらかの野ウサギ、オオトカゲ、リス、ネズミだけだ。
 様々な要因が指摘されている。「首都における薪や木炭の増大する需要、農村地域から首都周辺の村落への集団移住、森林資源管理を崩壊した1979年から1980年までの内戦。すべてが首都周辺地域の急速な森林破壊を促進した」と、引退し首都から14キロの村マロ・ガガに住む元農業省役人のHassan Nago氏はいう。
 University Institute for Advanced Environmental Management Trainingの所長Adoum Ngaba-Waye氏も、「行き過ぎた森林伐採がウンジャメナ周辺の生態系の悪化の主因」と指摘する。森林破壊により、首都とその周辺地域は雨季には洪水に、乾季には粉塵に襲われる。
 こうした惨状に、地方レベルおよび中央政府レベルで森林再生に向けた植林活動が進められている。Hassan Nago氏は「ウンジャメナと周辺地域の森林再生には財政手段となによりも政治的意思が必要」と訴える。
 チャドの首都ウンジャメナと周辺村落における森林再生の努力について報告する。(