ID : 3160
公開日 : 2007年 3月17日
タイトル
海開きだというのに大型台風で痛めつけ…
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新聞名
八重山毎日オンライン
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元URL.
http://www.y-mainichi.co.jp/?action_article_show=true&article_id=7530
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元urltop:
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写真:
 
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海開きだというのに大型台風で痛めつけられた木々の回復が遅れている。揺すられて根が浮いたり、塩害で立ち枯れした木も目につく▼そんな中、石垣市の市木「黒木」が全くと言っていいほど被害もなく淡々と生育している強靱さには、驚かされた。島における今後の植林計画では、ぜひとも優先させたい銘木といえる▼成長は、のんびりしているが簡単に種から育苗できる。枝振りを人工的に加工できるのも魅力。笠型に仕上げれば街路樹の木陰作りに生かせる。防潮林に混ぜて使えば波風でもまれさらに強靱さを増し、芯は三線の高級棹材として売れる▼世界を又に活躍している横浜国立大学の名誉教授宮脇昭氏は、この世に生を受けたすべての人間の務めを木を植え杜を育てることであると繰り返し述べている▼木を植えることは、そこの風土や植生に従うことで、日本の公共工事のような維持管理に金をかけない所は、いい加減に単一木の植林を止めて土地の杜を真似ることが大事だと強調している▼先生は、石垣島でもそのことを実践している。島の在来樹種の中から広葉樹主体の低、中、高木を選びくっつけんばかりにして植えてある。八重高北のイオンスーパー、南大浜の沖電周囲の植林がそれ。島の防風、防潮、防災のヒントがそこにある。(