ID : 3275
公開日 : 2007年 3月27日
タイトル
山中漆器 再生目指す 山中温泉風谷町 休耕田に漆植樹
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/00/ikw/20070327/lcl_____ikw_____003.shtml
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元urltop:
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写真:
 
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加賀市山中温泉風谷町の休耕田で二十六日、漆の木の植樹祭があり、山中漆器の振興や観光資源化を目指して参加者約八十人が百二十本の漆の苗木を植えた。
 北陸の自然環境に適した漆の森づくりを進めるため、市が傾斜地にある休耕田約一千平方メートルを利用して実験的に実施する植林事業。植樹祭には山中漆器の工芸家や地元小学生らのほか、森喜朗元首相、大幸甚市長も参加した。
 植樹に先立ち、大幸市長は「漆器の原点をここから新たに再生したい」とあいさつ。森元首相は「漆器の伝統を大事にしていこうという気持ちを、後世に受け継いでほしい」と激励した。
 参加者は、かつて棚田として使われていた地面を掘り、数十センチ程度の苗木を一つ一つ丁寧に植えた。約二十種類の漆の苗木が使われ、三年かけて土地に適した樹種の選定や環境整備が進められる。地元住民や漆器関係者らでつくる「NPO漆の森」のメンバーが管理するという。
 山中漆器の木工芸の人間国宝・川北良造さんは「漆の森を育てることは難しいが大きな価値がある。水はけをうまく管理すれば、十分に育つと思う」と期待を寄せていた。
 山中温泉地内では、山中漆器轆轤(ろくろ)技術保存会が別の場所で一九九五年に漆を植樹し管理を続けている。