ID : 23
公開日 : 2006年 1月11日
タイトル
愛知万博の木材、「第2の人生」 学校のベンチや棚に
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新聞名
朝日新聞
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元URL.
http://www.asahi.com/life/update/0111/003.html
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元urltop:
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写真:
 
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昨年9月に閉幕した愛知万博(愛・地球博)長久手、瀬戸両会場の愛知県パビリオンなどに使われた県産の木材について、県は06年度、県内の複数の小学校で内装や備品として再利用し、森林をめぐる環境教育に役立てる方針を決めた。実際に子どもに木材を使って工作してもらったり、県職員が林業について「出前講座」を開いたりし、「環境重視」という万博の理念を継承するのが狙い。県教育委員会とも協議し、希望校を募る。
 愛知県パビリオンでは、杉やヒノキなど地元産の木材が使われた。このうち、瀬戸愛知県館では、外壁や床に再利用しやすい形で旧下山村(現豊田市)産の材木を使い、閉幕後、事前の計画に沿って、100立方メートルを同市の巴ケ丘小学校の床や手すりなどに再利用した。
 ただ、まとまった形での再利用は手間や経費がかさむため、長久手愛知県館など、その他の場所に使われた県産材の用途は決まっていない。多くは間伐材だが、「耐久性に優れ、まだまだ使える」として、県は有効活用の道を探ってきた。
 そこで浮上したのが、県内の学校での活用。材木を小分けし、壁の腰板などの内装材や、ベンチや棚などの備品に使う。仕上げ前の板や柱材の形で提供し、授業時間を使って児童らに加工してもらうことも検討する。県職員やNPOのメンバーが学校に出向き、材木の産地や万博での用途、森林の環境保全効果について講演もする。
 担当者は「万博で県産材は身近になった。学校を通じて子どもたちに親しんでもらうことで、将来の県産材の需要拡大の布石にもしたい」と期待している。