ID : 3472
公開日 : 2007年 4月11日
タイトル
セネガル:森林破壊との戦いは続く
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新聞名
JanJan
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元URL.
http://www.janjan.jp/world/0704/0704103495/1.php
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元urltop:
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写真:
 
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西アフリカの国セネガルが1960年に独立したとき、人口は300万だった。1976年には700万に達し、ほぼ半世紀後の2006年には1,190万と4倍になった。この人口増加により、耕作地が増え、薪や木炭の需要が増し、都市化が進んだ。
 その結果、環境保護センターによると、セネガルでは毎年35万ヘクタールの森林が燃料として、さらに8万ヘクタールが農耕地として失われている。国内の1ヘクタール当たりの木の数は植民地時代に250本だったが、1995年までに20本以下に減少した。
 「セネガルは森林資源の持続可能な開発に関して、限界を超えてしまった」と農学者のマンスール・フォール氏はいう。
 もともと降雨量の少ないセネガルでは絶えず干ばつが脅威となっていたが、森林の減少により、いっそう災害に見舞われやすくなっている。
 雨期は年に1回で4ヶ月を越えることがないため、降雨量のわずかな変化により、作物や動物は深刻な影響を受ける。1971年から1990年にかけて起きたセネガル史上最悪の干ばつの際には、土壌浸食など砂漠化の兆候が見られ、国中いたるところで森が枯れた。
 このときは、世界各国の政府が砂漠化によるセネガルの危機を理解し、植林などを通じて森林保護と回復の支援を行なった。砂嵐を防いで作物を防御するために植林が行なわれたが、成果はなかなか上がっていない。
 現在残っている森林も、多くは人間の活動により侵害されており、国際社会の支援によるさらなる森林の再生が求められている。同時にセネガル政府は森林の乱開発を制限するために、家庭の燃料使用を改善し、薪や木炭の価格を上げてガスの利用を推進するなどの対策を打ち出している。乱開発が懸念されるセネガルの森林について報告する。(原文へ)
翻訳/サマリー=加藤律子(Diplomatt)/IPS Japan浅霧勝浩
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