ID : 3584
公開日 : 2007年 4月20日
タイトル
照明に使われる電力を10%減らせれば、日本の森林面積を約8%増やしたのと同じ効果
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新聞名
ライブドア・ニュース
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元URL.
http://news.livedoor.com/article/detail/3127769/
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元urltop:
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写真:
 
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同じ100Wでも、白熱電球の方が電球型蛍光灯より明るいのはなぜだろうで、電球の形をした蛍光灯を正式にはこう呼ぶのだが、100Wの「電球形蛍光ランプ」より、なぜ同じワット数の白熱灯の方が明るく感じるのか、説明を聞くという記事を書いた。問い合わせ先の東芝から、日本電球工業会を紹介してもらった。16日に、有楽町の電気ビル12階の工業会で、話を伺った。
 結論から言うと、100Wの電球と、電球形蛍光ランプ(蛍光ランプ)の明るさは、JISで決められた測定方法で1520ルーメンで同じ、と言うことだった。確かにカタログや電球の外装箱には、全光束1520ルーメンと書いてある。100ボルトで1アンペアの電流を食うのが100Wの電球だが、今の電球は、100W形とか、100形と書いてある。これは省エネの努力で、今では90Wで昔の100Wと同じ明るさが出ているので、食う電力は90Wなのだが100W形と呼んでいるのだ。
 話は電球の省エネに果たす役割になっていった。2005年2月に京都議定書が発効したが、温室効果ガスの主役がCO2と言われている。2005年の日本のCO2排出量は12億8600万トン。うち電力分は3億7200万トン。さらに5700万トンが照明によって排出されている。照明用電力は商業用51%、家庭用30%、その他となっていて、照明用電力の16%を、家庭用が占めている。
 CO2は、森林で吸収されるのだが、日本の森林では、年間に排出されるCO2の約5%を吸収できる程度だ。仮に照明に使われる電力を10%減らせれば、日本の森林面積を約8%増やしたのと同じ効果があると言うことだ。2010年の総称費電力量を予測すると、1373億Kwhとなる。それを、白熱電球の半分を電球形蛍光ランプに切り替えて、21億Kwh、直管形蛍光ランプをHf(高周波数形)蛍光ランプに切り替えて、69億Kwhなどの施策で、2010年には、127億Kwhを節約する。これは、153万haの岩手県とだいたい同じ広さの森林が、CO2を吸収するのと同じ。つまりそれだけの大森林ができたのと同じ効果になるのだ。CO2の重さでいうと、535万トンの削減になる。
 と言う話を聞いている内に、初めのなぜ同じワット数で、白熱灯の方が電球形蛍光ランプより明るく感じるのかが、どこかに行ってしまった。確かに、数値としては同じ明るさだというのは分かったが、どうも納得できなかったので、さらに、今、電球を研究しているメーカーの技術者を紹介してもらった。どう言う話になるか分からないが、横須賀にある、東芝ライテックの管球技術担当の方にアポイントを取ってみたい。追って報告する。