ID : 3639
公開日 : 2007年 4月26日
タイトル
放置間伐材を活用 県森林技術センター 久留米のNPO法人 物流用荷台を開発
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新聞名
西日本新聞
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元URL.
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/fukuoka/20070426/20070426_012.shtml
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元urltop:
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写真:
 
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県森林林業技術センター(久留米市)と特定非営利活動法人(NPO法人)「21世紀の森林づくり」(同、江頭修作理事長)は、運び出しのコストがかかるため放置されている間伐材や市場価値が低い曲がった木材を活用した物流用パレット(荷台)を開発、販売を始めた。
 県によると、2005年に未利用の状態だったスギの間伐材は、丸太換算で8万3000立方メートルに上るという。今回の物流用パレットは、県の外郭団体「県リサイクル総合研究センター」(北九州市)の助成事業で、2004年度から2700万円の助成を受け、間伐材の有効活用法について研究開発に取り組んできた。
 パレットは、くぎの代わりに、「ダボ」と呼ばれるブナの加工品でスギの板を張り合わせる。ダボには、らせん状の切り込みを入れて接着剤を塗ることで、密着度を高めた。くぎと比べ抜けにくく、表面に出たくぎがパレットに載せた電気製品やケーブルなどの商品を傷付ける恐れもない。さらに、廃棄する際に金属が混ざらず、リサイクルも容易だという。
 パレットは、「21世紀の森林づくり」の会員である早田材木店(久留米市)が受注販売。サイズは、奥行き90センチから1メートル10センチ、幅90センチから1メートル30センチまで対応可能で、価格は相談に応じる。本年度は5000枚の販売を目指し、売り上げはNPO法人の活動費にあてる。県リサイクル総合研究センターは「現状では使い道のない間伐材を有効利用することで、森林所有者の所得向上や森林整備につながる」としている。
 同センターの助成事業ではこのほか、下水汚泥焼却灰としっくいなどを混ぜ合わせた床材や壁材も開発、販売している。田川産業(田川市)や九州工業大学などの研究者らによる共同研究。問い合わせは、県リサイクル総合研究センター=093(695)3068。