ID : 3733
公開日 : 2007年 5月 8日
タイトル
能登産材を中国輸出 輪島の業者、好条件で取引 森林保全へ需要開拓
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新聞名
北國新聞
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元URL.
http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20070509103.htm
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元urltop:
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写真:
 
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輪島市内の造林・建設会社が八日までに、能登産スギの間伐材の中国輸出に乗り出した。木材の海外輸出は能登地区の業者では初めて。中国では経済発展に伴い、良質な木材の需要が増加しており、同社では市場開拓による林業の活性化、森林荒廃の歯止めにつなげたいと意気込んでいる。 輸出するのは輪島市三井町興徳寺の山興。二〇〇四(平成十六)年三月に林野庁の外郭団体である日本木材総合情報センターなどが窓口になって設立された「木材輸出振興協議会」に県内から唯一参加し、輸出に向けた調査を行ってきた。
 同社は「外材に押されて低迷している日本産木材の価格を少しでも押し上げ、山林の所有者の利益を確保したい」と好条件の取引先を探して商談を重ね、山東省の木材加工業者との契約にこぎつけた。中国で多く流通している植栽から三十五年のスギより強度が高い五十年生を、他の国産材より三割程度高く販売する契約といい、富裕層向けの住宅建材の需要を見込む。
 今回の輸出は、長さ約二・一メートルの間伐材約六十立方メートルを金沢港でコンテナに積み込み、十八日に青島の港に向け出発する。現地では、集成材として加工される見通し。同社では今後、輸送経費を軽減するため、ばら積みでの輸出も検討している。
 同社の西浦一彦社長は「地球環境を保護する山のサイクルを維持し、森林の手入れが行き届くよう木材価格の底上げ、需要拡大に努めたい」と話している。