ID : 3742
公開日 : 2007年 5月 9日
タイトル
北海道の森で地球を救え 小樽の経済人ら啓発組織設立 
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新聞名
北海道新聞
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元URL.
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/environment/24865.html
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元urltop:
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写真:
 
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北海道から世界に森を広げよう-。緑化運動の国内第一人者、宮脇昭・横浜国立大名誉教授に賛同する小樽の経済人らが、地球温暖化に歯止めをかけるため木を植える「“北海道”千年の森プロジェクト」(中村全博理事長)を設立した。十三日、小樽市内で記念講演会を開く。千人を目標に会員を募り、道内の緑化団体とも連携して、苗の育成や啓発活動を息長く行う。
 宮脇さんは、その土地本来の種類を中心に多様な木を混植し、災害に強い森林の復活を提唱。国内外で植樹指導を行い、道内でも渡島管内七飯町大沼などの森づくりを支援している。
 昨年、東京の講演会で「(温暖化防止は)明日では遅すぎる」という一喝に心を動かされた「おたる政寿司」社長の中村理事長が、小樽青年会議所OBや観光協会、商店街に働きかけ、有志二十五人とプロジェクトを設立。博物館学芸員や自然教育NPOなどが評議員に加わった。
 プロジェクトの目標は、明治期に植林された道内の森を開拓当時の樹種に戻すとともに、公園や学校、神社を木で囲み、街なかに災害時の避難場所となる森をつくること。運動を広げるために、十三日午後一時から、日専連小樽(小樽市稲穂二)で宮脇さんが講演する。
 今後はブナなど地域本来の木を選んで秋に実を拾い、苗畑で育てるほか、団体会員も募って学校、企業などでも育苗してもらう。秋冬のトレッキングなど森に親しむイベントも交え、毎年六月には植樹祭を行い、会員とともに育林を続ける。
 また、コンクリートに覆われ、自然災害に対して脆弱(ぜいじゃく)となった世界中の「都市砂漠」に、道内の苗木を植えたり、緑化運動を支援し、災害に強く、潤いのある街づくりを提唱していくことも考えている。
 「孫や子どものためにと社会活動をしてきたが、温暖化防止の主人公は自分だと気付いた」と中村さん。「街なかの森は落ち葉などが嫌われがち。森林でのイベントやセミナーを通じて学校や市民の意識を変え、息の長い社会運動に育てたい」と意気込んでいる。
 年会費は一般三千円、学生千円。問い合わせは事務局の中川さん(電)090・1308・5710かホームページhttp://www.just.st/?in=7132165へ。