ID : 3751
公開日 : 2007年 5月10日
タイトル
森づくりの専門員認定 金沢市、民有林紹介や出前講座 企業や市民団体に林業を
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新聞名
富山新聞
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元URL.
http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20070510104.htm
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元urltop:
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写真:
 
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金沢市は外部の林業専門家を「森づくり専門員」に認定し、初心者である企業や市民団体の森づくり参入を支援する取り組みを始めた。荒廃する民有林が増える中、専門員は、CSR(企業の社会的責任)として環境保全に取り組む企業などに民有林を紹介するほか、森づくりの出前講座などを行い、森林再生を図る。九日、初代専門員に市内の森林ボランティア団体「よつば会」会長の八尾克己氏(46)が就き、早速、植林活動を指導した。 民有林の紹介は、市と専門員が協力して展開する。林業担い手を確保できない森林所有者が目立つ一方、環境ISO取得法人を中心に近年、社会貢献の観点から森づくりに意欲を示す企業や市民団体が増えており、専門員はこれら森林所有者と企業、市民団体の仲介を手助けする。
 出前講座は、専門員が森づくりに関心のある各種団体に出向き、樹木の手入れの仕方や林産物の活用法などに助言する。キゴ山自然学習館など市の施設を活用し、専門員が国土の保全や水源の涵養(かんよう)など森林の役割を教える、子ども向け体験学習会なども開く。
 九日は、市医王の里オートキャンプ場周辺で市校下婦人会連絡協議会が世話を続けている森林「友情の丘」の整備に取り組んだ。協議会の約五十人に対し、専門員の八尾氏が落ち葉を使った堆肥(たいひ)づくり、堆肥の与え方、下草の刈り方などを丁寧に教えた。
 市は「林業の採算性の悪化に加え、中山間地の過疎高齢化という森づくりにとって厳しい局面の中、市民全体で森を守る体制を築きたい」(森林再生課)としている。