ID : 3753
公開日 : 2007年 5月10日
タイトル
智頭農林が初の製材機授業 一貫教育を実現
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新聞名
日本海新聞
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元URL.
http://www.nnn.co.jp/news/070510/20070510008.html
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元urltop:
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写真:
 
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鳥取県智頭町智頭の智頭農林高校(寺谷節男校長)で九日、本年度から導入した製材機を使って初めての授業が行われた。製材機がある高校は全国でも数校で、県内では初めて。木の育成から加工までの一貫教育で、専門校としての個性を生かした取り組みが進められている。
製材機で丸太の加工を実習する生徒ら=9日、鳥取県智頭町の智頭農林高校  同校の森林科学科は、木の育成や木質資源をエネルギーに変える森林応用コースと、木材を加工して製品を作る木材利用コースの二コース。これまで、大きなものは製材所などから材料を買って授業を行っていた。
 同校は今年、「長年の夢だった」(寺谷校長)製材機を購入。約七十年にわたって先輩たちが演習林で育ててきた樹木を在校生が製材するという長いサイクルでの一貫教育が実現した。
 初めて製材機を使う三年生十二人は、操作方法や丸太の加工を実習。無駄のないよう分割する木取りを意識したという田中達也君(18)は「製材所で見学したのと実際に動かすのはまったく違って難しい」と戸惑った様子。谷口将吾君(17)は「切る瞬間は緊張感がある。先輩たちの育てた木を加工する責任の重みを感じる」と慎重に作業を進めていた。
 現在は課題研究として、町内に掲示する案内板や町へ寄贈するベンチなどを製作中。担任の山田希仁主任は「風倒木や間伐材などを山に放置して腐らせるよりは、町内に還元することで環境やエネルギー教育の推進にもつながる」と教育効果に期待していた。