ID : 3941
公開日 : 2007年 5月30日
タイトル
バリアフリー木製花壇
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新聞名
紀州新聞
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元URL.
http://www1.ocn.ne.jp/~ks-press/070530.html
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元urltop:
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写真:
 
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日高川町の中津村森林組合、御坊市薗の(有)ヒューマンケアキタデが、地元産の紀州材(間伐材=ヒノキ、杉)を活用した園芸福祉用バリアフリー木製花壇を試作した。車いすに乗ったまま、花作りや野菜作りなどを楽しむことができ、福祉施設での園芸療法等に最適。紀州材の温かみと優しさを感じられる木製花壇として商品化し、間伐材の利用促進につなげる。  29日に日高振興局で森林組合の小早川眞専務、キタデの荒木伸一管理部スーパーバイザー、振興局の谷本隆史産業振興部長らが記者会見し、取り組みの経緯や製品の説明を行った。園芸療法に取り組むキタデが、振興局にバリアフリー対応の木製花壇ができないかと相談し、森林組合を紹介したのがきっかけ。キタデと組合が共同して試行錯誤しながら製作に取り組み、このほど試作品が完成した。 試作品は組合の小径木センターでヒノキ、杉の間伐材約0.5立方メートルを使って製作。高さ80センチ、横80センチ、奥行き60センチあり、車いすに乗ったまま部屋の中や野外で野菜や花作りを楽しめるのが特徴。通常サイズのプランターを2つ置くことができるほか、跳び箱のようなはめ込み式になっているため、作る物によって高さを3段階で調整できる。高齢者の配慮して防腐剤は使わず、自然のままの間伐材を利用している。 キタデの認知症デイサービスで実用し「久しぶりに土に触れることができた」「野菜が作れてうれしい」と好評を得ている。板材などを使ったバリアフリー花壇はあるが、木の丸みを生かした花壇は少なく、県内外の福祉施設での需要拡大が見込まれる。日高川流域では年間約3800立方メートルの間伐材が出ているが、小径木は有効な活用策がなく、山で伐採後に放置しているのが現状で間伐材の利用促進にもつながると期待している。 試作品の段階だが、希望があれば森林組合で注文を受け付け、1万円~1万5000円で販売予定。今後も製品の改良を重ねてコンパクト化を図ったり、利用する人にあわせて種類も増やしていく。ベンチタイプの花壇、木製藤棚など新たな商品開発に取り組む考え。問い合わせは森林組合(電話24・2912)へ。